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日本と何が違う？外國の麻雀について

麻雀

降雨

つい數日前まで猛暑に呻いていたが、続く雨のおかげか気温がかなり下がった。

今週のお題

外國の麻雀

自分の好きな漫畫の一つに「」がある。「」とは麻雀好きならほぼ100%知っている麻雀漫畫で、「傀」と呼ばれる文字通りの人鬼が、バブル期の欲の皮の突っ張った人間達を高レート麻雀で破滅させてゆく、オムニバス形式をとるものだ。その中に、「台灣麻雀編」のようなものがある。

その中で描かれる闘牌は、日本のものとはかなり異なる。まず手牌が16枚、

和了

このような日本と違うルールを持った外國の麻雀について興味がわいたので、少し調べてみた。

麻雀の歴史

日本と異なるルール......と書いたが、そもそも麻雀は中國や台灣が発祥では？と思ったので、日本の麻雀の歴史についても少々ひも解いてみる。

所説あるものの、麻雀の原型は19世紀後半の中國で成立したと考えられている。歴史は長く見積もっても200年程度であり、意外と最近だ。中國の

鎖國

終戦

進駐軍

簡単に言えば、中國から麻雀を輸入した後一度斷絶し、カから再輸入したという流れだ。歴史についても調べるほど面白いことが出てきたので、機會があれば掘り下げた記事を書きたい。 （參考:麻雀の歴史）

中國の麻雀

では、本家本元の中國麻雀のルールについて調べてみよう。なんと、

中國政府認定の國際公式ルール

・8點縛り

・ツモ上がりなら全員から上がり點 8點、ロンアなら放銃者から上がり點 8點、

他二人から8點

......等があげられる。

中國麻雀では一翻二翻......という數え方はせず、役によって決められた「點」を加算して手の點數を決める。役の點數は1、2、4、6、8、......、64、88點までの12種類あり、役自體は81個存在する。例を挙げてみよう。

役が日本麻雀のそれ（40個程度）と比べるとかなり多く、覚えるだけでも一苦労である。自分の好きな役は1點の缺一門（ツェーイーメン）、普段使う言葉がそのまま役になっている。ちなみに、裸単騎は全求人（ツェンツーレン）という6點役となっている。

また、點數の収受については述べた通り、ロンアでも脇から點をもらえる規定となっている。他家が振り込んだからといっても

対岸の火事

簡単にルールを説明したが、膨大な數の役さえ覚えることができれば、もしくは參照しながらであれば、意外と打てるようになりそうである。

以上述べたルールに関しては、

日本麻將體育協會

台灣の麻雀

おとなりの台灣の麻雀も見てみよう。日本のルールと異なる點は、

・手牌は16枚の5面子1

雀頭

・リーチ、ドラなし（リーチはローカル役扱い）

・海底牌を

取らない

・フリテンなし、牌は適當に置く

・0台縛り、つまり役が無くても上がれる（點でなく台が単位）

なんと台灣麻雀では、役が無くとも上がれるのである。點數計算だが、

（基本底＋役の台數＋親台）×倍率

で計算される。「基本底」は上がるともらえる基本の點數。「親台」とは親の連荘時に適用され、n連荘の時、（2n 1）台と計算される。また、底や倍率はゲーム開始時に任意に設定される。

それに加え、ツモ時はその點數を3人からもらえる。つまりロン10台のところをツモで30台もらえるのだ。どことなく

東天紅

そして上の式を見るとわかるが、役の台數が0でも全體として台數は発生する。これに加え1台縛りのようなものがないため、役がなくとも

和了

また、手牌が16枚というのも面白い。日本にもある

四暗刻

両面待ちが可能

台灣麻雀獨特の役としては、親の時加算される「莊家」（1台）、門前で上がった時の門清（1台）、7対子1

刻子

（參考、

、 カの麻雀

さてここまではアジアの麻雀を紹介してきた。最後に現代カの麻雀について調べてみよう。日本や中國、台灣のルールとはかなり異なる。

・の「JOKER牌」が存在する

・役は

毎年変わる

・面子は2もしくは3枚から成るとは決まっておらず、1～6枚が1面子になりうる、つまり4面子1

雀頭

・「」という

他家との牌交換

......などが大きく異なるルールだ。どこから突っ込めばいいかわからないが、「上がりを目指す」以外はほぼアジア系のルールと異なっている。

牌の存在は理解できる。ただ8枚もあるというのは多すぎるような気が......。カという國は大味なゲームを好むのだと再認識させられる。

さらに、役は毎年変わる。National Mah Jongg League、略稱NMJLが公式ルールを定めているのだが、ここが毎年ルールブックを更新するのだ。わかりやすいところでいえば、その年の年號は役になる。何のことかといえば、「2019年」ならば「2，0，1，9」の牌を使えばその役になるのだ。0は白である。

そして他家との牌交換である「」の存在。主な流れは下に示すように、

1. 不要な3枚を下家に渡し、上家から3枚もらう。
2. 不要な3枚を対面に渡し、対面から3枚もらう。
3. 不要な3枚を上家に渡し、下家から3枚もらう。

以上を1セットとし、最大2回まで行われる。そしてこの動作が終了し次第、通常のツモ、捨て牌の流れになる。

ちょっと面白かったのが

和了

ルールなどは

1920年

進駐軍

現代日本

（參考:

総評

何やらわからん外國の麻雀だったが、ルールを見ると今でも意外と打てそうである。個人的にやってみたいのはカ麻雀である。なにせ、

どんなゲーム展開になるのかさっぱり分からない。

台灣麻雀や中國麻雀に関しては、実際に打てるサイトも見つかった。

日本式の麻雀だけでなく、他國の麻雀を打つこともいい刺激になるだろう。機會があれば実際に牌を握ってプレイしてみたいものだ。

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